私は、こうして介護職をやめました。皆に必要とされている❗が離職してしまう介護職💦


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『介護職』

これを聞いてみなさんは、何を思うでしょうか?


1番多い回答は、


大変だね~ 』でしょう。


次に多いのは、


私には無理 』だと予想できます。



『介護』とは何でしょうか?



今日は、少し真面目なお話をしようと思います。


私は、大学を卒業し、当時介護業界で最大手の会社に就職しました。


ニュースにもなった
あの『コムスンショック』😱です。


入社2ヶ月くらいでの事件でした。


もう12年ほど前ですが、就職活動の際に、(これからは介護が良い)と言われて入ったら、すぐに会社が、つぶれてしまいました。


入ったばかりなので当時の会社がどうだったのかはわかりませんが、ニュースのように利益重視だったことには違いないと思います。


ただ、利益重視が悪いということは、絶対悪い!とは言いがたい気がします。


営利法人としてやっているので、職種が介護であっても利益が生まれないと会社が成り立たないからで、職員の生活もあるからです。


ここで問題になるのが介護職員の生活についてです。

介護ってボランティアではありません!


介護職員も生活があって、仕事としてやっているのです。

中にはボランティアの方もいます。ただボランティアの方は給料もらってないからボランティアなのです。

みなさん給料貰うために働いています。

それは、生活があるからです。


しかし勘違いしてほしくないのが、

仕事で介護をやっているが、ほとんどの介護職員は、ただの仕事とは思ってない!

介護を始めたきっかけは、ほとんどの人が『少しやってみようかな?』
程度だと思います。


しかし、介護を続けられる方には、続けられるだけの理由があるのです。

それは、『優しいから』ではありません。


介護を必要とされている高齢者の方や障がい者の方に、必要とされていることに気づくからです。


人って、誰かから必要とされていると感じると嬉しいですし、力になってあげたいと思うでしょう。


介護の現場に、一歩踏み入れると
介護を必要とされている方々がこんなにも沢山いることに気づかされます。


在宅に限っても、家族のいない高齢者夫婦や、独り住まいの高齢者、家族と暮らしていても高度な介護が必要な家庭など、他にも沢山の方が介護を必要とされています。



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介護は、知れば知るほど深な現実を目の当たりにします。


ベットから起き上がれないご主人を介護する、奥さんだったり、認知症の重度で徘徊してしまったり。


家族だけではどうにもならないのが現状なのです。

それを手助けできるのが介護職員です。


料理をしたり、掃除洗濯や、身の回りのお世話をしたり。沢山のお手伝いをやります。


でもね、法律で決められたことしかできないのです。


ケアマネージャーや介護福祉士などが、利用者様のこと自立に向けてお手伝いできるように、カンファレンスし、法律に沿ってケア内容を決めます。


だから、本当に必要としていることが出来ないこともあるのです。


だから、皆で知恵をしぼって法律内でできるように、ケア内容を決めていきます。


ボランティアであったら、こんな問題はありませんが、介護職員にできることは限られているのです。


ですので、利用者様が1番困っていることをできなかったりとすることもあり、
介護職員が苦しめられる気持ちになることもあります。


介護職員の方は、ただ仕事としてやっているわけではないので辛い思いをしてやられています。


介護保険を使って、商売が成り立っているため仕方がないことでもありまし、年金と一緒で高齢者社会が進み、財源がないのがあるのでしょう。


何年か前に、国は、在宅ケアを充実させることに方針を決めたことがありました。

病院からすぐに退院させられ、在宅へ。


体制が整ってないのに、どうしてそんなことができるのか疑問でした。


案の定、介護の現場では大混乱。


ヘルパーが足らないのに、必要とされている方々が増え、過酷な労働が目に見えてました。


私は、6年間介護の現場で働きましたが、結婚し、子供ができ、生活の為に転職を選びました。


給料が悪かったのもありますが、1番は、労働時間のことが1番の理由になりました。


当時は、訪問介護事業所の管理者という位置にありました。


管理者といってもヘルパーの仕事を他のヘルパーさんと同じようにやり、それにプラスで管理者と介護福祉士の仕事をやるという過酷な環境です。


残業が多いのはもちろんですが、残業は、他の職種でも過酷な環境もあると思います。


少し違うのが、休みが取れなかったのです。


これを聞いて、休みを作れないお前が悪いんやない?って思う方もいるかもしれません。


介護やっている方は、わかると思いますが、その理由は、


先ほどから言っていること。

必要とされている方々がいるからです。

土曜日曜祝日でも正月だろうが利用者様は、365日毎日必要としているのです!


需要があるのに、働く人は少ない。

パートさんにも家庭がある。

休みは、休ませてあげたい。

すると、社員が働くしかないのです。

休みの日でも、携帯電話は身につけ、利用者様の緊急事態に備えます。


こんな状況で


私は、介護をやめました。


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今は、普通のサラリーマン。


介護には全く関係ない仕事です。


介護福祉士の資格もあり、ケアマネージャーの受験資格もあり、6年間利用者様の為に頑張って来ましたが、心折れ、転職の道を選びました。


在宅の訪問介護やっていた同僚などは、ほとんど辞めてしまっています。特に男性は。


そんな状況で現在の在宅介護サービスは、どうなっているのでしょうか?


介護の現場を離れてしまった私には、もうわからないですが、介護職の方が働きやすい状況になっていることを願いますし、そうであって欲しいです。


今後も少子高齢化が進みます。


国には、介護の現在をもっとより良い環境にしてもらいたいです。

やりがいのある仕事

介護職

素晴らしい仕事です\(^_^)/